株式会社ネクストジェン（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大西 新二、以下ネクストジェン）は、このたび、企業向けIP電話システムとして利用実績の高いSIP（*1）サーバーであるNX-E1000を地方自治体に納入いたしました。IPv4アドレスの枯渇が社会的な問題として取り上げられるなか、IPv6アドレスで構成されるネットワークで稼働するSIPサーバーの事例は、全国的に見ても先進的な取り組みとなります。

このたび納入したNX-E1000は、IP告知放送（*2）、データ通信、IP電話などのシステムがIPv6ネットワーク上で稼働するSIPサーバーとして採用されました。これにより、自治体と地域住民、および地域住民間におけるコミュニケーションを促進するするとともに、地域住民間の無料通話や一般電話への割安な通話を実現します。

ネクストジェンでは、これまで計5自治体にNX-E1000を納入した実績があり、パートナー各社と協力して今後3年間で更に15自治体への販売を目指しています。

*1 SIP（Session Initiation Protocol）
マルチメディアデータを端末側でリアルタイムに双方向通信するための通信制御プロトコル。VoIP、映像配信、インスタントメッセージに用いられるほか、情報家電や携帯端末などの組込み機器への使用が広まっています。

*2 IP告知放送
災害情報や行政情報などを住民に対して一斉に音声通知する仕組みで、IP電話と同様にインターネットプロトコルを利用して実現されます。